メディカルアロマセラピー

アロマセラピーには、入浴や部分浴(手浴、足浴)またはオイルトリートメントを通じて、薬理効果を持つ精油を皮膚から吸収させることで、体の内側から不調の軽減に働きかける力もあります。こうした精油の香り・薬理効果が心と身体に影響を与える力に注目し、統合医療に役立てようと医療・福祉現場で導入が進んでいるのが「メディカルアロマセラピー」なのです。

一般的なアロマセラピーとの違い

どちらも香りによる効果を得る目的で用いられますが、一般的なアロマセラピーでは主にリラクゼーションや香りを楽しむことが目的であるのに対して、心や体の不調・機能改善を目的に代替医療の一つとして医療や福祉の現場で導入されているのがメディカルアロマセラピーです。

メディカルアロマセラピーの効果

香りが脳に直接作用するメカニズムが医学的に解明されるにつれ、西洋医学では太刀打ちできなかった、治りにくく予防しにくいさまざまな疾患の画期的な活用方法として、医療や福祉の現場を中心にメディカルアロマセラピーへの期待が高まっています。最近では、認知症予防や終末期ケアなどが注目されています。